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title: "レコードの名盤10選：アナログで持つ理由と、買う盤の選び方"
description: "レコードで持つ意味がはっきりある名盤を10枚選びました。A面とB面、ジャケット、カッティング。それぞれに、探したい盤とその確かめ方を添えます。"
canonical: "https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/best-albums-on-vinyl/"
locale: "ja"
published: "2026-10-12"
updated: "2026-10-12"
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# レコードで持ちたい名盤10枚：アナログ盤ならではの理由と、選びたい一枚

LPを聴いていると、片面の終わりに、音が止まって何も起こらなくなる時間があります。立ち上がって、アームを上げ、盤を裏返して、針を下ろします。たいていのアルバムでは、それはただの中断です。けれど一部のアルバムでは、その切れ目こそが要になっています。

**ここに挙げるのは、レコードという形そのものを生かした10枚です。** A面とB面の切れ目、聴きながら手に取るジャケット、ラベルの近くに刻まれた数文字で見分けられるカッティング。「名盤」の定義は人によって違いますし、これが史上最高の10枚だというつもりもありません。値上がりを見込んで選んだのでもありません。配信では得られないものが、レコードで持つと手に入ります。そういうアルバムです。

それぞれに、探したい盤をカタログ番号とDiscogsの該当ページへのリンクつきで挙げたので、買う前に細部を確かめられます。そのうち『アビイ・ロード』にはPerfect Albumsの記事があり、物語と主な版をまとめています。シリーズのほかの3枚は、リストのあとで紹介します。

## レコードで見るところ

このあと、三つのことが何度も出てきます。

**面。** A面とB面の切れ目を軸にアルバムを組み立てた作り手がいます。片面をまるごと使った組曲、曲間なしで続く片面、沈黙のあとに隠された最後の1曲。

**ジャケット。** 30センチ四方の厚紙には、CDのブックレットに収まらないものが入ります。本物のジッパー、折りたたんだポスター、写真を貼り付けた手ざわりのある厚紙。

**カッティング。** レコードをプレスする前に、エンジニアが音をラッカー盤に刻みます。同じアルバムでも、版が違えばカッティングが違うことがあります。最後の溝とラベルのあいだの平らな部分、デッドワックス（ランアウト）には、カッティング・エンジニア、スタジオ、プレス工場を示す刻印が入っていることがあります。刻印から何がわかり、何がわからないかは、[マトリクス番号の読み方](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/matrix-numbers/)にまとめました。このあと何度も出てくる名前がひとつあります。[バーニー・グランドマン](https://en.wikipedia.org/wiki/Bernie_Grundman)です。ハリウッドの[A&Mスタジオ](https://en.wikipedia.org/wiki/Chaplin_Studios)で長くハウス・マスタリング・エンジニアを務め、1984年に独立して自分のスタジオを開きました。このリストのうち4枚で、新しい版のカッティングを手がけています。

## 1. マイルス・デイヴィス『カインド・オブ・ブルー』（1959年）

[マイルス・デイヴィス](https://en.wikipedia.org/wiki/Miles_Davis)は『カインド・オブ・ブルー』を、ニューヨークのコロンビア[30丁目スタジオ](https://en.wikipedia.org/wiki/CBS_30th_Street_Studio)で、2回のセッションで録音しました。LPはその二つを分けたままです。1959年3月2日の3曲がA面、4月22日の2曲がB面。2日間で2面、しかも各セッションのわずか数時間前にデイヴィスが書いた構想をもとにしています。

このレコードには欠点もあります。1992年のリマスター以前に出たすべての版で、A面の音程がわずかにずれているのです。リマスターで速度の誤りが直されました。**2025年のアナログ・プロダクションズ盤（APJ 8163）は、1回目のセッションを、C面には元の速度で、A面には修正した速度で収めています。** 30年間買われてきた音と、その部屋で演奏された音を、両方聴けるわけです。カッティングはグランドマン、プレスはカンザス州のクオリティ・レコード・プレッシングス。限定盤なので、売り切れたら[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/35666779)で探すことになります。

最初に出た形で持ちたいなら、1959年のステレオ盤はCS 8163、モノラル盤はCL 1355です。初期のラベルの見分け方は、[Discogsの版の一覧](https://www.discogs.com/master/5460)が参考になります。この一枚につながる9枚は、次に挙げる一枚も含めて、[ジャズ名盤10枚](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/best-jazz-albums/)で紹介しています。

## 2. ビル・エヴァンス・トリオ『ワルツ・フォー・デビイ』（1962年）

『カインド・オブ・ブルー』の大半でピアノを弾いた[ビル・エヴァンス](https://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Evans)が、ベースの[スコット・ラファロ](https://en.wikipedia.org/wiki/Scott_LaFaro)、ドラムの[ポール・モチアン](https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Motian)と、1961年6月25日にニューヨークの[ヴィレッジ・ヴァンガード](https://en.wikipedia.org/wiki/Village_Vanguard)で録音したライブ盤です。翌年リヴァーサイドから出たLPは6曲、片面に3曲ずつ。CDには曲のあいだに別テイクを挟む版もありますが、**このLPは発売当初の6曲の構成を保っています。** トリオを包む店の空気も、そのまま入っています。

米国の初回ステレオ盤はリヴァーサイドのRLP 9399で、[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/13975220)にあるとおり、デッドワックスに「RLP-12-9399-A」とあります。モノラル盤はRLP 399。その後の数多いプレスは[Discogsの版の一覧](https://www.discogs.com/master/104369)で確かめられます。新品なら、クラフト・レコーディングスの2023年のLP（CR00617）。[ケヴィン・グレイ](https://en.wikipedia.org/wiki/Kevin_Gray_(engineer))がオリジナル・テープからデジタルを通さずにマスタリングし、カッティングも担当しました。デッドワックスの「KPG@CA」が目印で、プレスはRTI。ジャケットには帯のような背巻きが付いています。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/27345327)をご覧ください。

## 3. ジョン・コルトレーン『至上の愛』（1965年）

[ジョン・コルトレーン](https://en.wikipedia.org/wiki/John_Coltrane)は『至上の愛（A Love Supreme）』を、1964年12月9日、ニュージャージー州イングルウッド・クリフスの[ヴァン・ゲルダー・スタジオ](https://en.wikipedia.org/wiki/Van_Gelder_Studio)で、1回のセッションで録音しました。ピアノは[マッコイ・タイナー](https://en.wikipedia.org/wiki/McCoy_Tyner)、ベースは[ジミー・ギャリソン](https://en.wikipedia.org/wiki/Jimmy_Garrison)、ドラムは[エルヴィン・ジョーンズ](https://en.wikipedia.org/wiki/Elvin_Jones)。四部構成の組曲で、LPは片面に二部ずつ収めています。A面が「承認（Acknowledgement）」と「決意（Resolution）」、B面が「追求（Pursuance）」と「賛美（Psalm）」です。見開きジャケットにはコルトレーン自身の祈りの詩が印刷されていて、「賛美」では、その言葉を声に出さずにサックスで吹いています。聴きながら、手もとでその詩を読めるわけです。

1965年のステレオ・オリジナルはインパルスのAS-77で、ラミネート加工の見開きジャケットです。録音した[ルディ・ヴァン・ゲルダー](https://en.wikipedia.org/wiki/Rudy_Van_Gelder)の名前が初期盤のデッドワックスにあることは、[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/374507)で確かめられます。新品なら、アコースティック・サウンズと組んだ2020年のLP（B0032077-01）。スターリング・サウンドでライアン・K・スミスがカッティングし、クオリティ・レコード・プレッシングスでプレスしました。初回プレスはB面ラベルの第四部の曲名が誤っていて、[後のプレス](https://www.discogs.com/release/19942006)で直っています。**2025年には、モノラル・ミックスのA-77もインパルスから再発されました。** スミスがアナログ・テープからマスタリングしたものです。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/35229295)をご覧ください。

## 4. ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』（1966年）

[ブライアン・ウィルソン](https://en.wikipedia.org/wiki/Brian_Wilson)は『ペット・サウンズ』の演奏の大半を、ハリウッドの[ユナイテッド・ウェスタン・レコーダーズ](https://en.wikipedia.org/wiki/United_Western_Recorders)で、いつものエンジニア[チャック・ブリッツ](https://en.wikipedia.org/wiki/Chuck_Britz)と録り、そこに[ビーチ・ボーイズ](https://en.wikipedia.org/wiki/The_Beach_Boys)の声を重ねました。ミックスは、あえてモノラルです。どんな再生装置でも狙いどおりに鳴らせるからで、ウィルソンは右耳がほとんど聞こえませんでした。本当の意味でのステレオ・ミックスが出たのは1997年です。日本では、[ジム・フシーリ](https://en.wikipedia.org/wiki/Jim_Fusilli)によるこのアルバムの本を[村上春樹](https://en.wikipedia.org/wiki/Haruki_Murakami)が翻訳しています。

ウィルソンのオリジナル・ミックスを聴くなら、モノラル盤を選んでください。 1966年の米国オリジナルはキャピトルのT 2458。キャピトルのロサンゼルス工場でプレスされた盤には、デッドワックスにアスタリスクが打刻されています。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/1354479)に説明があります。同じ年のステレオ表記のDT 2458には注意してください。キャピトルが「デュオフォニック」と呼んだもので、モノラルからイコライジングと位相操作で作った擬似ステレオです。新品なら、アナログ・プロダクションズの2015年のモノラルLP（APP 067M）。グレイがリマスターとカッティングを手がけ、クオリティ・レコード・プレッシングスでプレスしました。デッドワックスには「KPG@CA QRP KEVIN GRAY」とあります。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/7093655)をご覧ください。

## 5. ビートルズ『アビイ・ロード』（1969年）

『アビイ・ロード』のB面は、ほとんどが一つの曲のようにできています。「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「ビコーズ」のあと、[ビートルズ](https://en.wikipedia.org/wiki/The_Beatles)は「ユー・ネヴァー・ギヴ・ミー・ユア・マネー」から「ジ・エンド」まで、短い曲と断片の8曲を続けて、約16分のメドレーにしています。そして14秒の沈黙のあと、「ハー・マジェスティ」が流れます。[ポール・マッカートニー](https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_McCartney)がメドレーから外し、エンジニアがテープの最後につなぎ直した曲です。

買う前に、どのミックスがほしいかを決めてください。1969年のステレオ・ミックスは、オリジナル盤と2012年のLPに入っています。2019年の記念盤には、[ジャイルズ・マーティン](https://en.wikipedia.org/wiki/Giles_Martin)とサム・オケルが当時の8トラック・テープから作った新しいミックスが入っています。新ミックスなら、2019年のLP（0602577915123）。[アビイ・ロード・スタジオ](https://en.wikipedia.org/wiki/Abbey_Road_Studios)でマイルス・ショーウェルがハーフスピードでカッティングしました。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/14186441)にあるとおり、デッドワックスの「MILES」とハーフスピードの刻印を確かめてください。後のプレスは違うことがあります。1969年のミックスなら、2012年のLP（PCS 7088）の中古を探します。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/4037087)に、あるはずの刻印が載っています。

初回プレスの見分け方と主な版は、[『アビイ・ロード』の記事](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/abbey-road-beatles/)にまとめています。

## 6. マーヴィン・ゲイ『ホワッツ・ゴーイン・オン』（1971年）

[マーヴィン・ゲイ](https://en.wikipedia.org/wiki/Marvin_Gaye)は『ホワッツ・ゴーイン・オン』の大半を、デトロイトにあるモータウンの[ヒッツヴィルU.S.A.](https://en.wikipedia.org/wiki/Hitsville_U.S.A.)と[ゴールデン・ワールド](https://en.wikipedia.org/wiki/Golden_World_Records)のスタジオで録音しました。ゲイ自身がプロデューサーとしてクレジットされた最初のアルバムで、モータウンのスタジオ・ミュージシャン、[ファンク・ブラザーズ](https://en.wikipedia.org/wiki/The_Funk_Brothers)の名前が記されたのも、ゲイのアルバムではこれが初めてです。ベトナムから帰還した兵士の目で語られ、ほとんどの曲が切れ目なく次の曲へつながるので、片面がほぼ休みなく流れます。

1971年の米国オリジナルはタムラのTS 310。見開きジャケットの内側に、歌詞、演奏者のクレジット、「ファミリー・フォト・アルバム」が載っています。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/359107)の一枚は、デッドワックスにカッティング・エンジニアのドン・ホールデンを示す「dh」があります。新品なら、モービル・フィデリティの2019年盤（UD1S 2-008）。45回転の2枚組で、クリーグ・ワンダーリックがカッティングしました。ただし、盤の説明によれば、アナログ・マスターからDSDを経てカッティング・マシンに送られていて、すべてアナログの工程ではありません。4面に分かれるので、流れが切れる場所も変わります。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/13044196)をご覧ください。

## 7. ジョニ・ミッチェル『ブルー』（1971年）

[ジョニ・ミッチェル](https://en.wikipedia.org/wiki/Joni_Mitchell)は1970年から1971年にかけての冬、ハリウッドのA&Mスタジオで『ブルー』を作りました。ほかの演奏者はわずかで、彼女の声に、アコースティック・ギターかピアノ、あるいは2年前にフォーク・フェスティバルで手に入れたアパラチアン・ダルシマーが添うだけです。エンジニアの[ヘンリー・ルーイ](https://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Lewy)は音を簡素に保ち、何曲かで演奏した[ジェームス・テイラー](https://en.wikipedia.org/wiki/James_Taylor)は、彼が演奏者たちに「シンプルに」と言っていたことを覚えています。

これほど静かなレコードでは、カッティングが隠れる場所はほとんどありません。**2022年のLP（R1 2038）は、ステッカーによれば、ミッチェルの監修のもとでバーニー・グランドマンが新たにリマスターしたものです。** カッティングもグランドマン、プレスはドイツのオプティマルで、デッドワックスには彼の「BG」があります。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/24747581)をご覧ください。オリジナルはリプリーズのMS 2038で、[Discogsの版の一覧](https://www.discogs.com/master/47744)で1971年の盤と、数多い後年の盤とを見分けられます。

## 8. ピンク・フロイド『狂気』（1973年）

[ピンク・フロイド](https://en.wikipedia.org/wiki/Pink_Floyd)は『狂気（The Dark Side of the Moon）』を、まだEMIスタジオと呼ばれていたアビイ・ロードで、スタッフ・エンジニアの[アラン・パーソンズ](https://en.wikipedia.org/wiki/Alan_Parsons)とともに作りました。LPの各面はひと続きの曲として流れ、アルバムは心臓の鼓動で始まり、鼓動で終わります。

広げて見るものも入っていました。[ヒプノシス](https://en.wikipedia.org/wiki/Hipgnosis)がデザインした見開きジャケットは、プリズムのスペクトルが内側まで続き、中にはポスター2枚とステッカー2枚が入っていました。1973年の英国オリジナルはハーヴェストのSHVL 804で、[Discogsのマスター・ページ](https://www.discogs.com/master/10362)が一枚の位置づけに役立ちます。新品なら、2023年の50周年記念LP（PFR50LP1）。[ジェームズ・ガスリー](https://en.wikipedia.org/wiki/James_Guthrie_(music_producer))、ジョエル・プラント、グランドマンがリマスターし、グランドマンがカッティングしました。ポスターとステッカーも今も付いています。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/28580086)をご覧ください。

## 9. スティーリー・ダン『彩（エイジャ）』（1977年）

[スティーリー・ダン](https://en.wikipedia.org/wiki/Steely_Dan)は、7曲のために六つのスタジオで40人近いセッション・ミュージシャンを起用し、このアルバムはグラミー賞の最優秀録音技術賞を受けました。エンジニアの[ロジャー・ニコルズ](https://en.wikipedia.org/wiki/Roger_Nichols_(sound_engineer))、[ビル・シュネー](https://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Schnee)、そして「Peg」の[エリオット・シャイナー](https://en.wikipedia.org/wiki/Elliot_Scheiner)は、この大勢の演奏をできるかぎり澄んだ音でとらえることにセッションを費やしました。

**オリジナルは、A&Mでグランドマンがマスタリングしています。** 1977年の米国盤ABCのAA-1006には彼のクレジットがあり、[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/3366636)の一枚はスペシャルティ工場のプレスです。グランドマンは2023年、アナログ・プロダクションズの45回転UHQR盤でこのアルバムに戻り、アナログ・テープのコピーから自身のスタジオでカッティングしました。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/28749262)をご覧ください。同じ2023年にはゲフィンから通常盤LP（B0035028-01）も出ていて、AAマスタリングのアレックス・エイブラッシュがカッティングしています。デッドワックスの一覧は[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/28423303)にあります。「Black Cow」とタイトル曲のマルチトラック・テープが行方不明になったため、1990年代末に予定されていたサラウンド盤は実現しませんでした。

## 10. 大滝詠一『A LONG VACATION』（1981年）

[大滝詠一](https://en.wikipedia.org/wiki/Eiichi_Ohtaki)の『A LONG VACATION』は、面の並びに季節が刻まれたアルバムです。大滝自身の話では、1980年4月13日に録音を始めたときは夏の発売を予定していて、夏のイメージでA面の最初の3曲を録りました。発売が冬に延びることになると、冬らしい曲も入れようと、B面の終わりのほうが「冬物」になりました。結局、発売は1981年3月21日までずれ込んでいます。A面の冒頭とB面の終盤に、夏と冬のイメージが置かれています。ジャケットは、イラストレーターの[永井博](https://en.wikipedia.org/wiki/Hiroshi_Nagai)が2年前に出した絵本の表紙を使っています。

レコードで持つ理由は、そのあとの歴史にもあります。このアルバムは1982年10月1日、世界で最初にCD化された50タイトルのひとつに選ばれ、大滝はそれ以降、何度もマスタリングをやり直しました。オリジナルのアナログ・マスターが傷みやすいと聞かされ、1989年にデジタルへ移したのが「アナログを回した最後」だったと語っています。1981年のLPはナイアガラのCBS・ソニー製造盤、**27AH 1234**で、[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/3636170)に刻印の違いがまとめられています。初回プレスを探す場合は、カタログ番号だけでなく、レーベルの作曲・編曲クレジットが「大瀧詠一」になっているかも確かめてください。1983年には同じ内容の「マスター・サウンド」盤（30AH 1616）も出ました。新品なら、2021年の40周年記念LP（SRJL 1234）。ロンドンの[メトロポリス・マスタリング](https://en.wikipedia.org/wiki/Metropolis_Group)で、ティム・ヤングがリマスターとカッティングを担当しています。[Discogsのページ](https://www.discogs.com/release/17907568)をご覧ください。

## 日本盤という選択肢

このリストの洋楽アルバムの多くには、日本盤もあります。日本盤には帯と日本語の解説や歌詞が付くことが多く、国内向けの版でも、海外でプレスされた盤を使う場合があります。ただし、日本盤だからカッティングが同じとも違うとも、ひとまとめには言えません。カタログ番号と刻印で、どの版なのかを一枚ずつ確かめてください。帯が本当にその盤のものかどうかは、[帯のガイド](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/obi-strip/)で見分け方を紹介しています。

## Perfect Albumsシリーズから、あと3枚

Perfect Albumsの記事がある4枚は、物語、主な版、それぞれの買える店までまとめています。『アビイ・ロード』は上のリストにあります。残りの3枚にも、レコードで持つ理由がひとつずつあります。

- [クロスビー、スティルス、ナッシュ＆ヤング](https://en.wikipedia.org/wiki/Crosby,_Stills,_Nash_%26_Young)の『デジャ・ヴ』は、茶色い手ざわりのある見開きの厚紙に金の文字、表にバンドの写真を貼り付けたジャケットで出ました。目より先に指で気づくジャケットです。[『デジャ・ヴ』の記事](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/deja-vu-csny/)をどうぞ。
- [ローリング・ストーンズ](https://en.wikipedia.org/wiki/The_Rolling_Stones)の『スティッキー・フィンガーズ』は、[アンディ・ウォーホル](https://en.wikipedia.org/wiki/Andy_Warhol)が考えたジャケットに本物の金属ジッパーが付いています。初期の中古盤は、状態を評価するだけでなく、よく見て確かめるべき一枚です。[『スティッキー・フィンガーズ』の記事](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/sticky-fingers-rolling-stones/)をどうぞ。
- [ルー・リード](https://en.wikipedia.org/wiki/Lou_Reed)の『トランスフォーマー』は、亡くなる数か月前の2013年に、リード自身が[ヴラド・メラー](https://en.wikipedia.org/wiki/Vlado_Meller)による新しいリマスターを監修し、2016年に単独のLPで出ました。[『トランスフォーマー』の記事](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/transformer-lou-reed/)をどうぞ。

## 一枚を選ぶとき

どのアルバムも、初回プレスでなければ本来の音が聴けない、というわけではありません。必要なのは、ほしい中身、つまりミックスと曲順が入っていて、名前を挙げられるカッティングで、針を落としたときに静かに鳴る一枚です。

お金を払う前に、出品情報と三つのことを照らし合わせてください。ジャケットとラベルのカタログ番号、デッドワックスの刻印、そして盤そのものの状態です。[レコードのプレスの見分け方](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/identify-vinyl-pressing/)と[盤質の読み方](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/record-grading/)で、どこを見て、売り手の説明をどう読むかを解説しています。探している版が再発盤なら、[オリジナル盤・再発盤・リマスターの違い](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/original-reissue-remaster/)で、その言葉が何を約束し、何を約束しないのかをまとめています。

棚が埋まってきたら、[Record by Record](https://www.recordbyrecord.app/ja/)で一枚ごとの版の情報を残しておけば、次の出品情報を、手元の一枚と照らし合わせられます。

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