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title: "CDの傷の修復とクリーニング：研磨の前に確かめること"
description: "音飛びしたら、まず汚れを疑います。CDの正しい拭き方、直せる傷と直せない傷、研磨を試す前に写しを取っておく理由をまとめました。"
canonical: "https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/clean-cds/"
locale: "ja"
published: "2026-10-12"
updated: "2026-10-12"
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# CDの傷は修復できる？ 磨く前に知っておきたいことと、正しい拭き方

しばらく聴いていなかったCDが、二曲目の途中で音飛びします。傷が入ってしまったのかと思う前に、照明の下で盤を傾け、読み取り面に指紋やほこり、かばんの底で付いた汚れがないか見てください。汚れなら、拭けば落ちます。傷の修復は、そのあとで考えることです。直せる傷と直せない傷があり、どちらかは傷の深さと向きで決まります。

## まず、何が起きているかを見る

盤は縁と中心の穴を持ち、読み取り面を上にして明るい照明の下でゆっくり傾けます。見えるものは、だいたい四つに分かれます。

汚れや指紋は、直せる種類のものなので、最初に確かめます。見た目より再生に響くこともあります。米国国立標準技術研究所（NIST）の図書館員向けガイドは、指紋や汚れは広い範囲を覆うため、傷よりも読み取りエラーを起こしやすいことがあるとしています。

読み取り面に傷があっても、再生できることはよくあります。レーベル面の傷は、よく見る必要があります。表面の塗装にとどまる浅い傷なら、すぐには影響しないこともありますが、金属の層に届いた傷は戻りません。盤を照明にかざして小さな光の点が透けて見えるなら、その部分の金属が失われています。傷が原因のことも、劣化が原因のこともあります。劣化の確かめ方は[CDの収納と保管](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/store-cds-and-booklets/)で扱っています。金属の層の傷みは、拭いても磨いても直りません。

そもそも触らないほうがよい盤もあります。エイベックスのCDの取扱い上の注意は、**ひび割れや変形がある盤、接着剤などで補修した盤は危険なので使わない**よう求めています。プレーヤーにもパソコンのドライブにも入れないでください。

## CDの正しい拭き方

CDは、ふだん拭く必要はありません。NISTと国際音声・視聴覚アーカイブ協会（IASA）の基準はどちらも、汚れが付いているときにだけ、再生や保管の前に落とすよう勧めています。**拭くたびに、樹脂に傷を付ける機会が増える**からです。布で細かなごみを引きずると、盤面に傷が付くことがあります。

1. まずブロアーなどで、表面のほこりを吹き飛ばします。布でほこりをこすりつけないためです。
2. 汚れがひどいときは、拭く前に読み取り面を水で流します。IASAの基準は蒸留水を挙げています。水はレーベル面にかけないでください。特に自分で焼いたCD-Rは、レーベルの色素の多くが水に溶けるとIASAが注意しています。
3. 清潔で柔らかい綿の布で、軽い汚れなら乾いたまま、中心の穴から外の縁へまっすぐ軽く拭きます。少し回して、また中心から外へ。自転車のスポークのように放射状に拭き、円を描くようには拭きません。膜のような汚れが残るときは、蒸留水で軽く湿らせた布でもう一度拭きます。レーベル面は濡らしません。
4. 完全に乾いてから、再生したり、取り込んだり、ケースに戻したりします。

日本のCDの注意書きも、同じ向きを求めています。エイベックスの取扱い上の注意は、汚れはメガネふきのような柔らかい布で、中心から外に向かって放射状にそっと拭き取り、レコード用のクリーナーや溶剤は使わないよう書いています。ティッシュやキッチンペーパーも避けてください。NISTは、レンズ用のクリーニングペーパーを含む紙製品で拭かないよう挙げています。アセトンやベンゼンのような強い溶剤は、盤の樹脂そのものを溶かします。

アルコールについては、資料の意見が分かれます。水でも落ちない汚れについては、NISTとIASAは、盤の注意書きが禁じていなければ読み取り面だけ、イソプロピルアルコールを控えめに使うことを認めています。NISTは同時に、レーベル面の印刷や塗装を傷めることがあると注意しています。一方、国内の家電メーカーの取扱説明書には、理由は書かれていないものの、ディスクをアルコールで拭かないよう書かれたものがあります。使うとしても最後の手段にとどめ、レーベル面には付けず、盤に付いてきた注意書きがあればそれに従ってください。

## 修復できる傷、できない傷

拭いて落ちるのは汚れで、傷は消えません。傷がどれほど響くかは、場所しだいです。レーザーは盤の下から、厚さ約1.2mmの透明な樹脂を通して、奥にある音楽の層に焦点を合わせて読みます。そのため、読み取り面の軽い傷は気づかれずに済むことがよくあります。盤の構造とレーベル面が弱い理由は、先ほどの収納のガイドで説明しています。

それでも読み誤りが出たときは、すべてのCDに組み込まれたCIRCという誤り訂正の仕組みが、多くのデータを取り戻します。トラック上で約2.5mmまでの連続した誤りを訂正し、約7.5mmまでなら軽い傷による誤りを補えます。**訂正しきれないときは、プレーヤーが欠けた音を前後から推定する**ことがありますが、それは失われた音を隠しているだけで、元の音が戻るわけではありません。

深い傷、幅の広い傷、密集した傷は、誤り訂正の手に負えなくなることがあります。トラックに沿って円周方向に走る傷も同じで、円を描いて拭かない理由がこれです。傷が金属の層や記録面まで届いていれば、その部分は読むことも直すこともできないと、NISTははっきり書いています。

## 研磨という修復

機械でも手作業でも、研磨は読み取り面の樹脂を削り、傷を浅くするか消す方法です。ネットでよく紹介される、歯磨き粉やコンパウンドで磨く方法も、家庭にある研磨剤で同じことをしています。**研磨は削る作業で、何かを足して直すわけではありません**。直せるのは透明な樹脂の傷だけで、金属の層の傷みや劣化には効きません。

アーカイブの基準は慎重です。IASAは、研磨や修復は盤を元に戻せない形で変えてしまうため、保存用の盤にはしないほうがよいとし、読み取り面の傷で誤りが多く、写しを取るためにどうしても必要なときに限って認めています。そのうえで、水を使った研磨が効くのは小さな傷だけであること、どんな方法も、まず失ってもかまわない盤で試し、前後で誤りを測って効果を確かめることを求めています。カナダ保存研究所は、専用の機械で削って磨き直せば再生できるようになる可能性があるとしています。NISTの拭き方の指針は、研磨剤を使わないよう挙げています。

ですから、残したい盤を手で磨くのはおすすめしません。結果を測る手段がなければ、良くなったのかどうか分からず、削った分は元に戻せません。

## やめどき：まだ読めるうちに写しを取る

少し飛ぶ程度でもまだ再生できるなら、目に見える汚れを落として乾かしてから、樹脂を削る前にパソコンに取り込み、最後まで聴いて確かめておきます。取り込みのソフトには読み取りながら誤りを検出する機能を持つものもありますが、盤やドライブが傷んでいると確実ではありません。うまくいかなければ、別のドライブを試してください。カナダ保存研究所は、劣化した媒体はなるべく再生しないよう勧めています。

拭いても戻らないなら、別の盤を探すのも一つの答えです。選ぶときの見方は[中古CDを買う前に確認すること](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/buying-used-cds/)にまとめました。レコードの手入れは、CDとは道具も考え方も違います。そちらは[レコードの正しいクリーニング](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/clean-vinyl-records/)をご覧ください。コレクションを[Record by Record](https://www.recordbyrecord.app/ja/)で管理しているなら、その一枚のメモに、どこで飛ぶか、取り込んだかどうかを書いておくと、次に聴く前に思い出せます。

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