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title: "レコード・CDの引っ越し：梱包、箱の重さ、暑さ、並び順"
description: "レコードとCDは小さな箱に立てて詰め、止めた車の中で待たせず、箱には棚の順に番号を。冬に届いた箱は、室温になじむまで開けずに置きます。"
canonical: "https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/move-records-and-cds/"
locale: "ja"
published: "2026-09-29"
updated: "2026-09-29"
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# レコードとCDの引っ越し：傷めず、順番どおりに運ぶ

棚は空になり、コレクションは箱に詰められて床に並び、そろそろソファより重そうに見えてきました。レコードとCDの引っ越しでやることは三つです。全部が届くこと、何も反らないこと、そして棚が出ていったときの順番のまま戻ること。このガイドでは、最初の箱を詰めてから最後の箱を開けるまでを順に追います。拠りどころは、公文書館や保存の専門家が録音資料の運搬について書いていることです。

## 最初の箱を詰める前に

持っている盤の一覧がまだないなら、引っ越しは作るのにちょうどよい機会です。一覧の控えは、家の外にも置いておきます。箱の中にしかない一覧は、その箱がなくなったときに役に立ちません。

ついでに、火災保険の家財補償や引越し業者の補償で、運送中の荷物がどう扱われるかを確かめておきます。自分の車で運ぶものも同じです。契約によって違いが大きいので、一般的な数字には意味がありません。自分の契約を読んでください。業者に頼むなら、レコードは壊れやすい荷物として先に伝えておきます。国土交通省の標準引越運送約款では、業者は壊れやすいものがあるかを尋ねることになっており、申告がなく業者も知りようがなかった場合、特別な注意を払わなかったことの責任は負いません。荷物の一部が壊れていた場合も、引き渡しから3か月以内に知らせなければ、業者の責任は消えます。

詰める前に、小さな作業が二つと、決めることが一つあります。古いシュリンク（盤を包んだ薄いフィルム）は、すっかりはがしておきます。フィルムは縮み続けて中の盤を反らせることがあり、保存の資料はそろってこの点を注意しています。傷んだ外袋を新しいものに替えるなら、古い袋に何が付いていたかを先に見ておきます。元の包装にあったものは、処分する前にメモか写真に残す価値があります。音響資料のアーキビストも、包装を替える前にまさにそうしています。シュリンクに貼られた宣伝ステッカーも、そのひとつです。帯は、ジャケットに付けたまま新しい外袋に入れます。

決めることは、どの箱をトラックに任せず、自分で持っていくかです。その判断が見た目より大事な理由は、暑さの章で説明します。

## 箱と重さ

レコードの重さは、一枚ずつ手に取っていると気づきにくいものです。米国議会図書館によれば、**LPは棚1フィート（約30センチ）あたり平均35〜45ポンド**、およそ16〜20kgになります。国際音声・視聴覚アーカイブ協会（IASA）の数字では、容器込みで1メートルあたり、12インチのレコードが約54kg、7インチのシングルが21kg、ジュエルケース入りのCDが7kgです。

これを、人が持ち上げてよい重さと比べてみます。厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」は、18歳以上の男性が人力だけで扱う重さを体重のおおむね40%以下とするよう努め、女性はさらにその60%くらいまでとしています。体重60kgで計算すると、男性は24kg、女性は約14kgです。職場のための努力目標ですが、目安にはなります。

計算は短く、おおよそです。30センチ分のLPは、議会図書館の数字で約16〜20kg、IASAの数字で約16kg。つまり、**30センチ分のLPを詰めた箱は、この例の女性の目安をもう超えていて**、男性の目安にも近づいています。階段を下りる前から、です。

だからレコードは、小さく丈夫な箱に詰めます。引越し業者も、本や雑誌のようにまとめると重くなるものは小さい段ボールに詰めるよう案内しています。大きな箱に詰めると、底が抜けたり、運ぶのが難しくなったりするからです。

CDは逆です。1メートルで7kgなら、箱は軽く済みます。CDで気をつけるのはケースとブックレットで、腰ではありません。

## 傾かず、滑らないように詰める

盤は、公文書館が保管するのと同じ形で運びます。立てて、縁を下にして、平積みにはしません。これはCDを含むすべての録音物に当てはまり、箱の中でも一枚ずつ背か縁で立てます。日本レコード協会がレコードの表示の手本として定めた注意書きにも、たくさん積み重ねたり、傾けて保管したりすると反りを生じることがある、とあります。箱はサイズごとに分けます。直径の違う盤を一緒に並べると反りの原因になるからで、LP、7インチ、CD、8センチの短冊CDはそれぞれ別の箱にします。どうしても混ぜるなら、すき間を詰め物で埋めます。

そのうえで、箱をきちんと埋めます。固定されずに動く荷物は、反ったり、割れたり、欠けたりします。目指すのは、押しつぶさずに支える詰め方です。博物館の梱包には簡単な確かめ方があります。ふたを閉じて軽く揺すり、中で何か動いたら詰め直します。ただし、箱の中で固く詰めることと、棚にきつく詰めることは別です。運ぶあいだは盤どうしが動かないように詰め、棚に戻したら、同じ盤をぎゅうぎゅうには並べません。

ジャケットにも、盤と同じ注意が要ります。塩化ビニルの盤は、シェラック製のSP盤ほど衝撃に弱くありませんが、ジャケットを守るために同じように扱う価値があります。本当に壊れやすいのは古い盤です。78回転のSP盤は衝撃にもっとも弱い部類の記録媒体で、箱の中にもう一つ箱を入れて運びます。ポリスチレン製のシングルも塩化ビニルよりもろく、割れやすいものです。

反対に、レコードは平らに重ねて送る、という助言を見かけるかもしれません。米国の保存修復機関NEDCCの案内ですが、目的が違います。ラボに宅配便で数枚送るときに、同じサイズの5〜10枚を硬い板のあいだに平らに重ね、包んで緩衝材で固定する、という方法です。小包の送り方であって、家じゅうのレコードの運び方ではありません。

CDはもっと簡単です。棚と同じように、本のように立て、ケースに入れたまま、読める向きで背を上にして、ブックレットも中に入れておきます。盤を曲げると傷むことがあり、きついケースから外すときも同じなので、中央の爪を押さえて、縁を持って持ち上げます。ケースは割れますが、標準のジュエルケースなら簡単に取り替えられます。ブックレットは、そうはいきません。

## 暑さと移動

暑さは、取り返しのつかない傷みです。反りは元に戻りません。オーディオテクニカの記事も、塩ビの盤は熱で反りやすく、車の中や日の当たる場所で一度反ると元に戻せないと注意しています。熱くなりすぎた盤は柔らかくなって流れ、溝が変形します。もっと静かな傷み方もあります。温度が上下するたびに盤には小さな変形が残り、それが積み重なっていきます。

では、何度からが危ないのでしょうか。大まかにしか分かっていません。国際的なアーカイブの基準は、すべての音声・映像媒体について35℃を上限とし、それ以下なら直ちに取り返しのつかない害はないが、超えてはならないとしています。カナダ保存研究所によれば、60℃を超えるとプラスチックや光ディスクは速やかに、元に戻らない形で変形し、日なたの表面は75℃に達することがあります。販売店のページには反る温度が出典なしで載っていますが、**塩化ビニルのレコードが反る温度を示す保存機関やプレス工場の資料は見つかりませんでした**。ですから、数字を頼りに計画するのはやめます。車を基準に考えます。

止めた車は、すぐに熱くなります。JAFが気温35℃の晴れた日に行ったテストでは、エンジンを止めてわずか30分で車内は約45℃になりました。正午から4時間置いた黒いミニバンの車内は最高57℃、ダッシュボードは79℃です。**窓を3センチ開けた車でも車内は最高45℃、サンシェードを付けた車でも50℃に達しました。** 対策をしても、温度の上昇は防げません。

計画は、ここから決まります。箱は、日なたに止めた車の中で待たせません。コーヒーを買いに行くあいだも、最初の荷物を上の階へ運ぶあいだもです。自分で運ぶなら、トランクに閉じ込めず、人と同じ車内に載せます。日を選べるなら穏やかな天気の日に、選べないなら朝のうちに運びます。道路に下ろした箱は日陰に置きます。

CDも無事ではありません。熱がこもればどんな盤でも反ることがあり、夏のダッシュボードに置いたCD-Rは、数日で読めなくなることがあります。

## 並び順を保つ

棚の順番どおりに詰め、棚の一区切りを一箱にすれば、引っ越しのあとにコレクションをそのまま元に戻せます。箱には、博物館が発送品に付けるように、全体の何番目かを書きます。「12箱中3」のように。上面と少なくとも一つの側面、箱を積んでも見える場所に、区切りの範囲と運び込む部屋を書きます。「LP、Beatles〜Bowie、リビング」。引越しの専門家も、部屋と中身を上面と側面に書くよう勧めています。ふたの裏に中身の一覧を入れておけば、あとは足ります。

番号を振った箱が、そのまま並び順になります。番号順に開ければ、棚は一区切りずつ元に戻ります。新居で棚が変わるなら、[サイズごとに棚を分け、並べ方の決まりを書いておく](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/organise-vinyl-and-cds/)考え方はそのまま使えます。新しい部屋での最初の晩は、きちんと並べ直すのによい機会です。

## 箱を開ける

冬の引っ越しには、手順が一つ増えます。冷えたトラックから暖かい部屋に運び込んだ箱には、結露が起きることがあります。寒さのあとに暖かく湿った空気にさらされることを、アーキビストは運搬中の典型的な危険に数えています。10℃を超えて温度が下がれば、空気は相対湿度100%に達します。カメラメーカーが、寒い屋外から持ち込んだカメラはすぐにバッグから出さず、室温にゆっくりなじませるよう勧めるのと同じ理屈です。**箱は閉じたまま、梱包ごと室温になじませます。** 中の盤は、ゆっくりと温度に慣れていきます。

どれだけ待つかは、資料によって分かれます。音響資料のアーキビストのガイドは、温度差が大きいときは少なくとも2時間、できれば1日としており、博物館は発送品を開けるまで24〜48時間置きます。もっとも厳しいアーカイブの基準は、24時間で3℃を超える変化を認めませんが、これは家庭では無理です。引っ越しなら数時間が最低限で、トラックが冷えていて家が暖かいなら、一晩置くほうが安心です。

盤そのものは、いちばん心配の少ない部分です。塩化ビニルはカビに強く、高い湿度の影響も受けません。傷むのは、まわりの紙です。保存の専門家は、湿気の実用上の境目を相対湿度75%に置いており、90〜100%では約2日で目に見えるカビが生えることがあります。梅雨どきの引っ越しならなおさら、ジャケットやブックレットは人が暮らす部屋に置き、台所が片づくまで湿った物置に一週間、ということにはしないでください。

重さを載せる前に、棚を確かめます。レコードの重さは棚板の中央線に集中し、棚によってはそれで崩れることがあります。10〜15センチおきに仕切りを入れれば、傾かずにまっすぐ立ちます。それから、一箱ずつ、番号順に、そのまま棚へ出していきます。床に積んだ山こそ、盤が平らに寝かされ、順番が崩れる場所です。

暑い場所にしばらく置かれていた盤は、ターンテーブルに戻す前に一度見ておきます。[中古レコードの選び方で紹介した、目の高さで縁を見通す反りの確かめ方](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/buying-used-vinyl/)なら、一枚数秒で済みます。

引っ越し前に作った一覧は、今度は荷ほどきの確認表になります。最後の箱が空になったとき、一覧の盤はすべて棚に並んでいるはずです。盤ごとの版と状態を [Record by Record](https://www.recordbyrecord.app/ja/) にまとめておけば、次の引っ越しは、一覧ができた状態から始められます。

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HTML版：https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/move-records-and-cds/
