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title: "レコードの梱包と発送：割らず、反らせずに送る手順"
description: "盤をジャケットから出し、厚いダンボールで両側から挟み、すき間を埋めてしっかり封をします。追跡と補償の有無は、発送前に買い手と決めておきます。"
canonical: "https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/ship-vinyl-records/"
locale: "ja"
published: "2026-09-29"
updated: "2026-09-29"
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# レコードの送り方：送り出したときのままの姿で届けるために

レコードが売れました。代金は支払われ、出品ページには盤質VG+と書いてあり、その一枚がいま目の前にあります。郵便局や集荷の人に渡すまでの間に、することは多くありません。盤をジャケットから出し、厚いダンボールで両側から挟んで曲がらず動かないようにし、すき間を埋めてしっかり封をし、追跡と補償の有無を買い手と決めてから送ります。

そのほとんどは、手元の机の上で済ませることです。運ぶ途中で、誰かが代わりに気をつけてくれるわけではないからです。日本郵便はゆうパックについて、トラックなどでの輸送中の振動が想定されるので、緩衝材を入れるなど中身に合った梱包をするよう求めています。梱包は差出人の仕事で、郵便局は荷造りをしてくれません。運送約款でも、荷物は運送に適するように荷送人が荷造りするものと定められていて、ヤマト運輸の約款も同じです。

売る場でも、責任は売り手の側にあります。メルカリの出品者向けガイドラインは、品物とその状態に見合った資材で、壊れないように包むことを求めています。Discogsも、梱包と発送を売り手に任せています。

ですから、梱包の前に、もう一度その一枚を出品時の説明と見比べてください。買い手は、注意深い買い手なら誰でもそうするように盤を確かめます。何を見るかは[中古レコードの選び方](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/buying-used-vinyl/)に書いたとおりです。付けた盤質が、自分が買う側でも納得できるものかどうか。[盤質とジャケットの状態表記](https://www.recordbyrecord.app/ja/blog/record-grading/)を読み返すと、それぞれの表記が何を約束しているかが分かります。

## 盤とジャケットを分ける

最初の手順は、少し意外かもしれません。盤をジャケットから出します。Discogsは売り手に向けて、盤をジャケットの外に出し、盤、ジャケット、付属品をまとめてビニールの外袋に入れるよう勧めています。そうすれば**ジャケットの継ぎ目が裂けるのを防ぎ、盤のすれ傷も防ぎやすくなる**というのが理由です。国内の買取店のコラムにも、同じ理由で盤を出すよう書いたものがあります。ただし、これは売る場や店の助言で、保存の専門機関の決まりではありません。メルカリの梱包ガイドのように、ジャケットごと包んで角を守る手順を紹介しているところもあります。どちらを選んでも、盤とジャケットの両方を守るという目的は同じです。

盤は内袋に入れて送ります。いま入っている内袋が印刷されたオリジナルなら、Discogsは、それをほかの傷みやすい紙の付属品と一緒にジャケットに残し、盤には無地の内袋を使うよう勧めています。日本盤の帯も、この傷みやすい紙の付属品のひとつです。帯はふとした拍子に破れやすく、OPP袋などに入れておくと安心だと、国内のレコード店も書いています。2枚組なら、2枚目の盤はジャケットの反対側に置き、ジャケットが2枚の盤の間に来るようにします。

ついでに、くたびれた袋は取り替えておきます。Discogsは発送前に新しい内袋と外袋を使うよう勧めています。数秒で済みますし、外袋は買い手が最初に手に取るものです。

未開封の盤は例外で、封は切りません。運送会社や売る場の案内には、この点について書かれたものが見つかりませんでした。ですから、これは決まりではなく私たちの考えです。開けてしまえば売ったものが変わってしまいます。未開封の盤に代金を払った人には、未開封の盤が届くべきです。

## 両側を硬く

荷物の中のレコードにとって、怖いものは二つです。曲がることと、動くこと。Discogsは12インチ用の折りたたみ式の発送箱を勧め、**盤を2枚の厚紙で挟み**、荷物の真ん中で動かないようにするよう書いています。メルカリの梱包ガイドも、カットしたダンボール2枚で包めば四隅の角が傷みにくくなるとしています。ヤマト運輸も、平らな物は厚紙などで挟んで梱包するよう案内しています。箱が手の中でしなるようなら、両側に硬いダンボールを1枚ずつ足してください。

もうひとつの答えは、しっかりしたダンボール箱です。ヤマト運輸は割れ物について、緩衝材で包み、段ボールのような運送向きの箱に入れ、中で動かないようにすき間を埋めるよう求めています。LP1枚なら、どちらでも構いません。盤が曲がらず、動かなければ十分です。

## すき間なく、詰め込まず

中のレコードは、滑っても、押しつぶされてもいけません。中身より少し大きい箱を選べば、どの面にも緩衝材を入れる余裕ができます。持ち上げて傾けても何も動かなくなるまで、すき間を埋めてください。ダンボールの中にすき間があると、運送中に中の物どうしがぶつかり合うおそれがあると、ヤマト運輸も書いています。

ただし、埋めるのはそこまでです。詰め込みすぎると箱が破れることがあると、英国のロイヤルメールは注意しています。

何枚かを一緒に送るなら、互いにぶつからないよう分けて入れます。盤と盤の間に厚紙の仕切りを入れ、1枚ずつを、1枚だけ送るときと同じようにしっかり固定します。

## 封をして、宛名を貼る

継ぎ目はすべて、丈夫な梱包テープでふさぎます。テープで留めていない荷物や、紙袋やビニール袋に入れただけの荷物は、配送中の荷崩れや破損につながると、ディスクユニオンの案内にもあります。

送り状には宛先と差出人の住所、名前、電話番号、内容品を漏れなく書き、荷物の見やすいところにしっかり貼ります。使い回しの箱を使うなら、前の送り状やバーコードははがすか、覆って隠しておきます。

そして、初めて送る人がたいてい迷うこと。「こわれもの」と書くべきでしょうか。国内の運送会社には、そのための仕組みがあります。ゆうパックの送り状には取扱い区分の欄があり、日本郵便は「こわれもの」用のシールも用意していて、こわれものはセキュリティサービスにするよう勧めています。ヤマト運輸では、送り状の品名欄の「ワレモノ」を丸で囲んで伝えれば、ワレモノシールを貼ってくれます。メルカリのガイドも、注意シールを貼るよう勧めています。付けて損はありません。ただし、シールは梱包の代わりにはなりません。これは次の話につながります。

## 追跡と補償は選ぶもの

追跡は、荷物の日記のようなものです。いつ引き受けられ、いつ届いたかを確かめられます。売る側にとっては、送ったことの証明にもなります。どこまで記録が残るか、そして補償があるかどうかは、送り方によって違います。日本郵便の案内では、レターパック、クリックポスト、ゆうパケットは追跡できますが、配送中の事故に対する損害賠償はありません。定形外郵便は、オプションを付けない限り追跡もできず、書留にしない限り賠償の対象外です。ゆうパックには損害賠償の制度があり、日本郵便は大切なもの、高価なものを書留やセキュリティサービスで送るよう勧めています。ヤマト運輸の宅急便などにも補償がありますが、限度額はサービスごとに違います。メルカリで売った場合は、メルカリ便以外で送ると全額補償サポートの対象外になります。

ただ、補償は梱包の代わりにはなりません。日本郵便は、**外側に破損の跡がなく、重さも変わっていないとき**や、包装が適当でなかったなど差出人の過失によるときは、賠償に応じかねることがあると定めています。どちらの会社も、梱包が悪かった場合まで引き受けてくれるわけではありません。

万一のときは、証拠がものを言います。日本郵便もヤマト運輸も、損害賠償の手続きには中身だけでなく外箱や封筒も必要になるとして、受け取った側に保管を求めています。**知らせるのは受け取りから14日以内**です。ゆうパックの約款でも、ヤマト運輸の案内でも、この期限を過ぎると賠償の対象外になることがあります。

## 買い手と先に決めておくこと

どれも、荷物が行方不明になってからより、送る前のほうがずっと決めやすいことです。売った場のメッセージ機能など、文字で残る形で決めておきます。

- 送り方と、届くまでの日数、送料をどちらが払うか。
- 追跡と補償を付けるか、付けない場合に誰が危険を負うか。Discogsは自社のマーケットプレイスについて、はっきり決めています。追跡も保険もない送り方を選んだ買い手と売り手は、**届かないことや破損の危険をすべて受け入れることに同意した**ものとされます。
- 宛先の確認。Discogsでは、マーケットプレイスに登録された住所と、決済サービスに登録された住所が違うことがあります。買い手から返事がなければ、決済サービスの住所を使うよう同社は案内しています。
- 1件の注文は1つの荷物で。Discogsは注文ごとに荷物を分けるよう求めています。別々に買われた盤を一緒に送りたいなら、買い手が支払う前に1枚の請求書にまとめておくのが確実です。

## いつ送るか

できれば週の前半に。郵送で録音資料を受け入れている米国の保存修復機関NEDCCは、荷物が週末を倉庫で過ごさないよう、月曜から水曜に発送するよう依頼者に求めています。大型の休暇や、極端な天候の時期も避けるよう書いています。研究機関に送る荷物のための助言ですが、売れたレコードも同じトラックに乗り、同じ倉庫で待ちます。

とりわけ気をつけたいのは暑さです。オーディオテクニカによれば、レコードの素材の塩ビは熱で反りやすく、車の中や日の当たる場所で一度反ると元に戻せません。真夏に送る荷物は、道中ずっと暑さの中にあります。

機械とトラックを前提に梱包し、ほかのことは文字で決め、発送した日に追跡番号を買い手に知らせます。そのレコードが手元を離れるのが最後なら、残すか、買い替えるか、手放すかという判断は、もう済んでいるはずです。同じ日に、持っている盤の一覧を[Record by Record](https://www.recordbyrecord.app/ja/)でも、ほかのどこでも、更新しておきましょう。一覧と棚が、いつも一致しているように。

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